日本鉄道資料館

ED76

ED76 1~8は,昭和39(1964)年度第5次債務にて鹿児島本線久留米-熊本電化用として誕生しました。ED76はED75 300番台をベースとし,旅客列車用としてSGを搭載しています。したがって,構造的にはED75のSG版,用途的にはED72の後継増備機という位置づけでした。ED76の大多数の機器,部品などはED75と共通化されています。まず,主変圧器はTM11B,主シリコン整流器はRS21A,低圧タップ切換器にもLTC-3をそれぞれ用いており,ED75 300と全く同一です。制御方式もED75と同じ主変圧器低圧側タップ切り換え,マグアンプ位相制御,界磁制御の3種の組み合わせとなっています。主電動機や歯車比などもED75と同じで機関車性能には変化はありませんが,軸配置をB-2-Bとしたことが大きな相違点です。台車は第1端がDT129C,第2端はDT129D,中間従台車はED93で試作されたTR103を改良したTR103Aを履いています。ED76の中間従台車は車体重量の変化を動軸重に影響させない作用を持つほか,線路規格に合った軸重に変化させる機能も備えています。蒸機発生装置はED72と同一のSG3Bを採用し,水は5m3容量のタンクに搭載されます。この結果,最大軸重は16.8t,動輪上重量67.2t,全機関車重量86.0tと,ややED72を上回る数値となっています。また,機関車総重量の増加に伴い,応速度増圧ブレーキが導入され,非常ブレーキ時のみ単機に作用して制動距離の短縮化が図られています。重連式であったED75に対して非重連式となったため,車体は非貫通形構造となり,外観はEF7022以降に酷似しています。パンタグラフは空気上昇式のPS100A,空気遮断器もED75のCB103AからCB101Eに変更されています。

ED76 9~26は,昭和41(1966)年度第2次債務で日豊本線小倉-幸崎間電化開業用として増備されています。相変換機,電動発電機がDM67D-DM71Bに,低圧タップ切換器にもバックアップ回路が追加されました。また,車体端面裾部踏み板はED75と異なり薄形となっていますが,同時期に製作されたED75101~127と同様に手摺の外側まで回りこむ形状となりました。標識灯もED76では初のシンプルな大形採用となり,スカートの1~4位にはすべて切込み状のステップが設けられました。台車はDT129K・Lになっています。

ED76 27・28は昭和43(1968)年度第5次債務で鹿児島本線・日豊本線貨物列車増発用として製作されました。主電動機はMT52Aに,コンプレッサ電動機はMH3064Bに,電動送風機はターボ式のMH3057-FK91Bに変更されています。また,新製時から元空気だめ管引通し構造となっています。

ED76 29・30は,昭和44(1969)年度第2次債務にて,鹿児島電化開業用として増備されています。仕様変更は,TE,EB装置新設,主幹制御器のMC109Eへの変更,記録式速度計新設,時刻表灯EL板照度増大,ブレーキではS16D調圧器の採用,ワイパーのWP50への移行,SG装置の自動化のためSG3B-Sに変更などがありました。車体外部では,端面裾部踏み板が標識灯下までの狭幅に改められています。

ED76 31~48は,ED76 1001~1010号機と同時期となる昭和44年度第3次債務にて,鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用名目で製作されています。大きな変更点はパンタグラフで,従来のPS100Aから下枠交差形式のPS102Cとなりました。また,コンプレッサ用電動機はMH3064Aに改められ,低圧タップ切換器も改良されています。

ED76 49~54は,昭和44年第4次債務で,引き続き鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用として誕生しています。仕様は,屋上のCB101E空気遮断器(ABB)がCB106真空遮断機(VCB)に変更されたことで,がいしや各機器,導体の配置が変更されています。運転室内では主幹制御器がMC109Fに更新,また台車もオイルダンパに改良が施されました。

ED76 55~67は昭和48年度第3次民有車両にて,日豊本線幸崎-南宮崎間電化開業用第1陣として製作されています。このロットでは,ED76 1011 ~1014をベースとした改良設計が行われています。

ED76 68~80は昭和48年度第1次債務にて日豊本線幸崎-南宮崎間電化開業用第2陣として誕生し,全機が大分機関区に新製配置されています。

ED76 81~86は昭和49年度第2次民有車両にて,名目上は長崎・佐世保線電化開業用先行製作車として生まれていますが,この6両も大分機関区に配置されています。

ED76 87~94は昭和50年度第1次債務にて長崎・佐世保線鳥栖-長崎間,肥前山口-佐世保間電化開業用および廃車となったED721,2の補充用として製作され,鹿児島機関区に新製配置されました。これがED76一般形の最終ロットとなりました。
ED76 機番不明 
No.N8307-19
1983年3月17日
ED76+24系25形
富士
日豊本線 美々津←東都農

上り富士です。美々津の浮上式鉄道実験センターからリニアそっちのけでブルトレ撮影。
(2009/03/09追加)
No.123-29
1986年3月20日
ED76 +貨物
日豊本線 宮崎←南宮崎

大淀川を渡る上り貨物。
No.124-11
1986年3月21日
ED76 + 24系25形
富士
日豊本線 高鍋→川南

こちらは高鍋の橋を渡る上り富士。
ED76 23
No.124-7
1986年3月21日
ED76 23+24系25形
彗星
日豊本線 宮崎→南宮崎

大淀川を渡る下り彗星。23号機は昭和41年度第2次債務で誕生した第2ロット13両のうちの1両で,東京芝浦電気により製作され1967(昭和42)年8月8日に落成し,大分機関区に新製配置されています。
No.124-21
1986年3月21日
ED76 23+24系25形
彗星
日豊本線 宮崎←南宮崎

上り彗星です。西鹿児島での折り返し運用が組まれているため上下とも同じカマでした。
ED76 35
No.N8304-30
1983年3月7日
ED76 35+貨物
佐世保線 大町→肥前山口

単線をゆくナナロクのカモレ。ED7635は昭和44年度第3次債務28両のうちの1両で,日立製作所にて1970(昭和45)年6月16日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
ED76 37
No.N8304-30
1990年4月28日
ED76 37+14系
ムーンライト九州
鹿児島本線 博多

すごい塗色ですが,それより右側の0系のテールライトが気になります。ED7637は昭和44年度第3次債務として東京芝浦電気にて1970(昭和45)年6月9日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
(2006/09/22追加)
ED76 57
No.N8307-16
1983年3月17日
ED76 57+24系25形
3003レ(彗星3号)
日豊本線 日向住吉

下り彗星です。やはりヘッドマークのない時代は寂しいものでした。このフィルムNo.N8307は当時新発売のFUJI HR-100ですが,他のフィルムに比べ極端に変色しています。NikonCaptureNX2で補正。ED7657は昭和48年度第3次民有車両として日立製作所にて製造された5両の中の1両で,1974(昭和49)年2月23日に落成し,大分機関区に新製配置されました。
No.2-10
1983年3月17日
ED76 57+24系25形
3004レ(彗星2号)と
2533レ
日豊本線 川南

上と同じ日の上り彗星で,同じカマです。この日はリニア実験線の見学後,左側の2533レで東都農から西鹿児島に移動しました。こちらはKRなので変色していませんが,時間が17時17分頃で暗いのでちょっとブレ気味です。
ED76 59
No.D700_120126-19
2012年1月26日 9:24
ED76 59+貨物
日豊本線 大分

高架化工事が進む大分駅4番線に進入するED7659号機牽引下りコンテナ列車。この日は大分に来ていて,国鉄時代の面影を残す地平ホームに名残を惜しみに行ったのですが,ちょうど76が入線して来てラッキーでした。なお,カマはホームから出た出発信号の手前で停車しました。
(当日追加)
ED76 60
No.123-22
1986年3月20日
ED76 60
鹿児島本線 西鹿児島

明星HM付きの60号機の後部には,マニ50+12系+14系ハネという「かいもん編成」が留置されています。ED7660は昭和48年度第3次民有車両としてはただ1両,東京芝浦電気にて1974(昭和49)年3月28日に落成し,大分機関区に新製配置されました。
ED76 80
No.124-16
1986年3月21日
ED76 80+24系25形
富士
日豊本線 高鍋←川南

下り富士です。ヘッドマークがあるとやはり様になります。ED7680は三菱電機・三菱重工にて1974(昭和49)年5月16日に落成し,大分機関区に新製配置されました。
ED76 84
No.N8307-27
1983年3月17日
ED76 84+24系25形
富士
日豊本線 東都農

この写真もかなり変色していましたので,Nikon CaptureNX2で色補正しました。下り富士です。この年の鉄研春の九州合宿は前日鹿児島交通薩摩湖・吹上砂丘荘宿泊,17日は早朝から宮崎経由で美々津の浮上式鉄道実験センター見学会を行ないました。この東都農駅にはリニア展望台があり走行試験中のMLU001の撮影も行ないました。ED7684は三菱電機・三菱重工にて1975(昭和50)年3月17日に落成し,大分機関区に新製配置されました。
ED76 89
No.121-4
1986年3月17日
EF81302と
ED76 89かいもん
鹿児島本線 門司

門司でコルゲート付きのEF81と並んだかいもん。これに乗って到着したところです。ED7689は一般形最終ロット8両のうちの1両で,東京芝浦電気にて1976(昭和51)年6月8日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
ED76 90
 いよいよ14日の改正で九州ブルトレがさよなら,ということで撮影に行きました。多々良川鉄橋は橋脚の強化工事中で,川の真ん中にクレーン車やショベルカーがたくさんいてNGでした。そこで,緊急ロケハンの結果,箱崎寄りの踏切から撮影。なぜかわかりませんが日常的に遅れが発生しているようで,この日も約50分の遅れを持って通過しました。現地でお会いした同業者の皆さん,お疲れさまでした。
 ED7690は東京芝浦電気にて1976(昭和51)年6月15日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
No.D200_090307-68
2009年3月7日
ED7690
41レ はやぶさ
鹿児島本線 千早→箱崎
ED76 93
No.181-12
1990年1月27日
ED76 93+24系25形
はやぶさ
鹿児島本線 熊本

熊本に到着した上り「はやぶさ」です。この後東京方に熊本回転の付属編成を増結し東京へ旅立ちました。この日,ソロに乗車しましたが,事故の影響で東京到着が1時間近く遅れました。ED7693は三菱電機・三菱重工にて1976(昭和51)年5月24日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。

 2004年10月17日~2005年4月24日作成
 2005年5月1日 キャプション更新
 2009年5月31日 キャプション追加,番台毎分離
 2009年6月13日 キャプション追加

■参考文献
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録  8 鉄道ファン328 1988年8月号 交友社 (ED76 1~8)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 10 鉄道ファン331 1988年11月号 交友社 (ED76 9~26)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 13 鉄道ファン337 1989年5月号 交友社 (ED76 27~28)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 13 鉄道ファン338 1989年6月号 交友社 (ED76 29~54)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 16 鉄道ファン340 1989年8月号 交友社 (ED76 55~67)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 17 鉄道ファン341 1989年9月号 交友社 (ED76 55~86)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 17' 鉄道ファン342 1989年10月号 交友社 (ED76 87~94)

 

機関車番号 製造会社 発注区分名 発注名目
ED76 1~4 日立製作所 昭和39年度第5次債務 鹿児島本線久留米-熊本電化用
ED76 5~8 東京芝浦電気
ED76 9~18 日立製作所 昭和41年度第2次債務 日豊本線小倉-幸崎間電化開業用
ED76 19~26 東京芝浦電気
ED76 27~28 日立製作所 昭和43年度第5次債務 鹿児島本線・日豊本線貨物列車増発用
ED76 29~30 東京芝浦電気 昭和44年度第2次債務 万博列車けん引用および鹿児島電化開業用
ED76 31~36 日立製作所 昭和44年度第3次債務 鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用
ED76 37~43 東京芝浦電気
ED76 44~48 三菱電機・三菱重工
ED76 49~51 日立製作所 昭和44年度第4次債務 鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用
ED76 52~53 東京芝浦電気
ED76 54 三菱電機・三菱重工
ED76 55~59 日立製作所 昭和48年度第3次民有 日豊本線幸崎-南宮崎間電化開業用第1陣
ED76 60 東京芝浦電気
ED76 61~67 三菱電機・三菱重工
ED76 68~69 日立製作所 昭和48年度第1次債務 日豊本線幸崎-南宮崎間電化開業用第2陣
ED76 70~75 東京芝浦電気
ED76 76~80 三菱電機・三菱重工
ED76 81 東京芝浦電気 昭和49年度第2次民有 長崎・佐世保線電化開業用先行製作車
ED76 82~86 三菱電機・三菱重工
ED76 87~91 東京芝浦電気 昭和50年度第1次債務 長崎・佐世保線鳥栖-長崎間,肥前山口-佐世保間電化開業用および廃車機補充用
ED76 92~94 三菱電機・三菱重工
ED76 501~509は昭和42(1967)年度第2次債務にて,函館本線小樽-滝川間電化開業用として誕生しました。北海道の電化に際しては,先の昭和40年度第2次債務にてED75 501が試作され,各種の性能試験を実施しましたが,全面的なサイリスタの採用には通信誘導障害の課題があり,量産設計では一歩後退したタップ切換器を復活させ,マグアンプをサイリスタに置き換えるにとどめています。また,道内では蒸気暖房方式が採られているため,SGを搭載し,石炭列車など重量列車の牽引も視野に入れ重連総括制御方式を採用しました。そこで,重連総括形ではありますが,SG搭載やB-2-Bの軸配置などの共通性からED76を名乗り,北海道用の500番台区分とされました。主シリコン整流器が主サイリスタのRS33と主ダイオードのRS34を新規開発して搭載しています。主変圧器も小型軽量のTM16を,タップ切換器もLTC-4低圧タップ切換器と組み合わせています。制御方式は,主変圧器の2次側をタップ切換器が13ステップに刻み,その中間電圧を2組のサイリスタが連続位相制御するほか,弱め界磁制御を加えています。運転席の主幹制御器はMC109系の応用となりMC109Cとして搭載されています。九州のED76はマグアンプで位相制御するためED76Mと呼称されるのに対し,この500番台はサイリスタで位相制御するためED76Sと呼ばれます。台車は,ダブルシリンダの耐雪ブレーキ装置付きDT129R・Sとなり,中間従台車も同じブレーキが付いたTR103Fが採用されています。この従台車は大容量SG,耐寒耐雪構造により全重量90.5tに達した巨体を支えつつ軸重を16.8tに保つ役割を担っています。また,単機増圧ブレーキ装置を持ち重量列車牽引時に制動距離が延びるのを防止しています。SGは,SG5およびSG5-Sが採用され,6m3の大容量水タンクを備えています。主電動機はMT52Aつり掛け式,歯車比1:4.44,出力1900kWとED75と全く同じです。耐寒耐雪構造ではパンタグラフが711系と同じ空気上昇式・下枠交差形のPS102Aが採用されています。また,LA105避雷器,CB103D空気遮断器などの特高機器を室内に取り込み,ジャンパ連結器,砂まき管,空制部費へのヒータ設置を行っています。運転室前面窓はデフロスタを廃止し,熱線入りガラスを採用していることが特筆されます。また,端面1・4位の貫通扉横にAW5気笛が装備されているところが目立ちます。スカート部にはKE70HDジャンパ連結器栓受が1個ずつ両栓式に配置されています。

ED76 510~522は昭和43(1968)年度第4次債務で,神居古潭トンネルの完全無煙化を狙いとした函館本線滝川~旭川間電化開業用として誕生しています。仕様は501~509とほぼ同じですが,低圧タップ切換器に若干の改良が見られ,LTC-4Aとなっています。また自動連結器の枠材が低マンガン鋼から連結器用鋳鋼に変更されている他,ATS警報持続装置,ATS電源未投入防止装置などを新設,主電動機用電動送風機が50・60Hz共用のMH3057-FK91Bに置き換えられています。
ED76 501
No.18-11
1983年8月22日
ED76 501
函館本線 小樽

小樽駅構内で入換中のED76 501。東京芝浦電気において1968(昭和43)年8月11日に落成し,岩見沢機関区に新製配置されています。
ED76 503
No.17-19
1983年8月20日
ED76 503 荷物レ
函館本線 岩見沢

雨の岩見沢でコンテナ列車に道を譲る北のナナロク牽引の荷物列車です。前パンタが上昇しています。フィルムはISO400のED(ポジ)で粒子の荒れが目立ちます。503号機は東京芝浦電気において1968(昭和43)年9月6日に落成し,岩見沢機関区に新製配置されています。
ED76 506
No.17-19
1983年8月14日
ED76 506+50系51型
普通列車
函館本線 張碓

断崖の迫る張碓駅にて。この位置からだと残念ながら海が入りませんでした。506号機は,三菱電機・三菱重工において1968(昭和43)年8月13日に落成し,岩見沢機関区に新製配置されています。
ED76 509
No.D200_090817-108
2009年8月17日
ED76 509
小樽市総合博物館(手宮)


第1ロット最終号機である509号機が手宮に保存されています。かなり色あせており,貫通扉の下部など,腐食が進んでいる様子です。
(2009/08/20追加)
No.D200_090817-109
2009年8月17日
ED76 509
小樽市総合博物館(手宮)


ステップがついており車内を見学できます。
(2009/08/20追加)
No.D70s_090817-71
(しょうた)
2009年8月17日
ED76 509
小樽市総合博物館(手宮)


しょうたが線路側からの写真を撮っていたので採用しました。現役時代の運用スタイルに従って,進行方向側のパンタグラフを上昇させています。
(2009/08/20追加)
ED76 512  ED76 522
No.18-8
1983年8月22日
ED76 512とED76 522
函館本線 小樽

雨の小樽駅で並んだ2両は昭和43年度第4次債務により製造されています。ED76512は東京芝浦電機にて1969(昭和44)年6月20日に落成,ラストナンバー522号機は三菱電機・三菱重工にて1969(昭和44)年7月2日に落成し,両機とも岩見沢第2機関区に新製配置されています。
No.149-21
1987年8月
ED76 512+50系51型
函館本線 札幌?

撮影記録がなく撮影日時と駅名が不明ですが,跨線橋が酷似しているので札幌と思います。
(2009/03/22追加)
ED76 520
No.148-16
1987年8月
ED76 520+14系
函館本線 札幌

三脚を持って行かなかったので駅の柱にカメラを固定しての「手持ちバルブ」です。なんとか止まってくれました。ED76520は東京芝浦電気担当の最終ナンバーとして昭和44年8月30日に落成し,岩見沢第2機関区に新製配置されました。
ED76 522
No.18-9
1983年8月22日
ED76 522
函館本線 小樽

小樽駅中線に停車中の500番台ラストナンバー522号機。一番まともな写真。
ラストナンバー522号機は三菱電機・三菱重工にて1969(昭和44)年7月2日に落成し岩見沢第2機関区に新製配置されています。

 2004年10月17日~2005年4月24日作成
 2005年5月1日 キャプション更新
 2009年5月31日 キャプション追加,番台毎分離
 2009年6月7日 キャプション追加

■参考文献
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 11 鉄道ファン332 1988年12月号 交友社 (ED76 501~509)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 12 鉄道ファン336 1989年4月号 交友社 (ED76 501~509)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 13 鉄道ファン337 1989年5月号 交友社 (ED76 510~522)

 

機関車番号 製造会社 発注区分名 発注名目
ED76 501~504 東京芝浦電気 昭和42年度第2次債務 函館本線小樽-滝川間電化開業用
ED76 505~509 三菱電機・三菱重
ED76 510~520 東京芝浦電気 昭和43年度第4次債務 函館本線滝川-旭川間電化開業用
ED76 521~522 三菱電機・三菱重工
ED76 1001~1010は,鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用として,ED76 31~48号機と同時期に製作されています。客貨高速列車牽引用設備を持つことから1000番台が充てられています。機関車の本体はED76 31~48と同一で,外観上はスカート部のジャンパ類に差異が見られる程度です。位置づけとしては,ED73 1000,ED75 300の後継機にあたります。高速形設備はED75 1000とほぼ等しく,電磁ブレーキ指令装置,応速度編成増圧ブレーキ装置,供給空気だめ圧力保持装置,元だめ管引通し構造,編成との連絡電話装置などを備え,20系客車,10000系貨車をけん引することができます。重連仕様であるED75 1000と比較すると,非重連方式のため,端面スカートにつり合い管ホース,KE77ジャンパ類の設置がなく,またSG搭載の関係から応荷重式増圧ブレーキ装置を追加しているなどの相違があります。

ED76 1011~1014は昭和48年度民有車両にて,山陽・九州線寝台特急列車増発用および九州線フレートライナー列車増発用として増備されたグループです。設計変更箇所は多く,1人乗務を考慮した運転台交換回路の新設,時刻表,電話機廃止,扇風機新設,主幹制御器の変更などが行われています。機器室では,低圧タップ切換器,逆転器,単位スイッチの変更や,ブレーキシリンダ圧保持装置の設置などがあります。屋上では交流避雷器がCB106真空遮断器に,パンタグラフ断路器の変更も行われています。スカート部では,KE59ジャンパ連結器栓受が撤去されKE72ジャンパ連結器栓受のみとなっています。機関車番号は梨地文字のブロック式となり,端面通風口は2位と3位の機関士側のみとなり,1位と4位は廃止されている点,また標識灯が電球外部交換式の小形灯体に変化している点,飾り帯が銀ペンキ塗装に変更されている点,が特徴として目に付きます。

ED76 1015~1023は昭和53年度第1次債務にて,日豊本線南宮崎-鹿児島間電化開業用として増備されました。この9両がED76形の最終ロットとなりました。主な変更点は,主電動機のMT52B化,台車鋼板材,計器用変圧器の非PCB化,桜島の降灰対策としての運転室側窓のアルミユニットサッシ化,ブロック式ナンバープレートのステンレスエッチング文字化,などです。
ED76 1003
No.123-12
1986年3月19日
ED76 1003
佐世保線 有田

有田駅にて待機中の1003号機。
ED761003は昭和44年度第3次債務,日立製作所にて1970(昭和45)年7月14日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されています。
ED76 1008
No.123-13
1986年3月19日
ED76 1008
佐世保線 有田

上と同じく有田駅にて待機中の1008号機。
ED761008は昭和44年度第3次債務,三菱電機・三菱重工にて1970(昭和45)年8月11日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されています。
ED76 1010
No.120-32
1986年3月16日
ED76 1010+コキ
鹿児島本線 八代←肥後高田

八代からちょっと歩いた所で安易に撮影。手前の非電化線は肥薩線です。
ED761010は昭和44年度第3次債務で製作された28両(ED76一般形18両,1000番台10両)の最終ナンバーで,三菱電機・三菱重工にて1970(昭和45)年8月13日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されています。
ED76 1015
No.120-29
1986年3月16日
ED76 1015+コキ
鹿児島本線 八代→肥後高田

手前のキロポストは肥薩線の1kmを示しています。
ED761015は,昭和53年度第1次債務,日立製作所にて1979(昭和54)年9月13日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。最終ロットに当たる1015~1023までの9両には,桜島の降灰侵入を防止することを目的として,運転室側窓に高気密性アルミユニットサッシが採用されています。
ED76 1016
上のNo.120-32と同じ場所です。のんびりした雰囲気の田園地帯でした。
ED761016は,昭和53年度第1次債務,日立製作所にて1979(昭和54)年9月20日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
No.120-27
1986年3月16日
ED76 1016+24系25形
4レ はやぶさ
鹿児島本線 八代←肥後高田
ED76 1021
No.123-23
1986年3月20日
ED76 1021+24系25形
4レ はやぶさ
鹿児島本線 西鹿児島

西鹿児島4番線に据え付けられる4列車。春休みということで賑わっていました。
ED761021は,昭和53年度第1次債務,東京芝浦電気にて1979(昭和54)年8月23日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
ED76 1022
No.120-12
1986年3月15日
ED76 1022
鹿児島本線 門司

EF30からバトンタッチのため門司で待機中のED76単機。バルブ写真で塗色がはっきりしないとEF81かと思います。
ED761022は,昭和53年度第1次債務,東京芝浦電気にて1979(昭和54)年8月30日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。
No.120-38
1986年3月16日
ED76 1022+マニ
荷38レ
鹿児島本線 八代

16:43,八代に進入する荷物列車。前の晩門司で撮影したカマでした。
No.D200_090307-54
2009年3月7日
ED76 1022+コキ
鹿児島本線 千早→箱崎

多々良川橋梁を渡る1022号機のコンテナ列車。この列車は本来撮影予定には入っていなかったのですが,41レ遅れのため撮影できました。

当日追加
ED76 1023
No.D200_090307-24
2009年3月7日
ED76 1023+コキ
鹿児島本線 千早→箱崎

上の1022号機と同じく,多々良川橋梁を渡る1023号機のコンテナ列車。小倉方面へ向かう上り885系の姿も見えます。
ED761023はED76のラストナンバーとして,昭和53年度第1次債務,東京芝浦電気にて1979(昭和54)年9月6日に落成し,鹿児島機関区に新製配置されました。

当日追加

 2004年10月17日~2005年4月24日作成
 2005年5月1日 キャプション更新
 2009年5月31日 キャプション追加,番台毎分離
 2009年6月7日 キャプション追加
 2009年6月13日 キャプション追加

■参考文献
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 14 鉄道ファン338 1989年6月号 交友社 (ED76 1001~1010)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 16 鉄道ファン340 1989年8月号 交友社 (ED76 1011~1014)
 藤本勝久 交流・交直流電機出生の記録 19 鉄道ファン343 1989年11月号 交友社 (ED76 1015~1023)

 

機関車番号 製造会社 発注区分名 発注名目
ED76 1001~1006 日立製作所 昭和44年度第3次債務 鹿児島本線熊本-鹿児島間電化開業用
ED76 1007~1010 三菱電機・三菱重工
ED76 1011~1014 東京芝浦電気 昭和48年度民有車両 山陽・九州線寝台特急列車増発用および九州線フレートライナー列車増発用
ED76 1015~1016 日立製作所 昭和53年度第1次債務 日豊本線南宮崎-鹿児島間電化開業用
ED76 1017~1023 東京芝浦電気