日本鉄道資料館

ED62

ED62 1~18

 ED62形は,ED61形機関車を軽軸重化改造した支線用機関車です。まず種車のED61形について記すと,ED61形がED60形と異なる点は,電力回生ブレーキを搭載し,車体が長くなり,軸重も15t(ED60は14t)と重くなっていることです。ED61形は1958年から18両が製造され,中央本線に投入されて活躍しましたが,変電所のシリコン化等,周囲情勢の変化により,回生ブレーキが使われなくなったことと,ED18・19等の旧型ED電機の置換え用として,軸重13~14tの機関車が必要となったことから,ED61形をEF64形で置き換えて捻出し,そのED61形を軽軸重化する改造が1974年以降長野工場で実施されました。改造内容は,回生ブレーキの撤去と,その跡へ床下の空気ダメ類を移設,空いた床下には一軸中間台車を新設,この台車の空気ばねの内圧を変えることによって軸重が13tと14tの2段階に切り換えるものです。こうして誕生したED62形は飯田線・伊那松島機関区に配置されました。
ED62 1
No.64-10
1984年8月1日
ED62 1
浜松機関区

機関車大集合で展示されたED621です。ブレーキホース以外,ジャンパ栓の全くないシンプルなスカートです。ED62 1号機はED61 3号機を種車として1974年6月26日に改造されました。
ED62 2
No.N8212-7
1982年11月20日
ED62 2
飯田線 伊那松島

伊那松島駅から機関区に入る2号機。1END側です。ED62 2号機はED61 2号機を種車として1975年8月17日に改造されました。
No.N8212-8
1982年11月20日
ED62 2
伊那松島機関区

上の写真とは逆の2END側から撮影。機関区に入る2号機。
ED62 2  ED62 3
No.N8212-12
1982年11月20日
ED62 2とED62 3
伊那松島機関区

鉄研のN氏と遠路はるばる訪問しましたが,直前にサボかなんかを盗んだとんでもない奴がいたようで,カマに手の届かない位置からしか撮影を許可されませんでした。全くお手上げです。ED62 3号機はED61 9号機を種車として1975年8月25日に改造されました。
ED62 9   ED62 18
No.64-1
1984年8月1日
ED62 9とED62 18
浜松機関区

きかんしゃ大集合というか,休車中のカマを並べたという印象が強い展示会でした。9号機はスノープロウをつけています。18号機はなし。ED62 9号機はED61 1号機を種車として1976年11月27日に改造されました。
ED62 11
No.N8212-26
1982年11月20日
ED62 11 下り貨物
飯田線 天竜峡←千代

紅葉バックに張り切って撮りましたが,新品の三脚を使いこなせず,列車にようやく合焦した時には左サイドが切れてしまいました。手前のススキも中途半端です。
No.64-2
1984年8月1日
ED62 11とEF60 56
浜松機関区

ブタ目のEF60と並んだED6211。いずれもパンタが上がっておらず,線路も錆びてます。
ED62 12
No.64-4
1984年8月1日
ED62 12
浜松機関区

同じく12号機。助手席側のワイパ形状が11号機と異なります。暑い中熱心に撮影するファンの姿も見えます。
ED62 13
No.64-5
1984年8月1日
ED62 13
浜松機関区

いいかげん同じ場所での写真羅列で嫌になりますが,とにかくこのときは飯田線の合理化で伊那松島から浜松に転じたED62が勢揃いでした。
ED62 14
No.N8213-19
1982年11月21日
ED62 14 下り貨物
飯田線 湯谷→三河槙原

紅葉の飯田線を北上するED6214牽引貨物列車。
No.64-25
1984年8月1日
ED62 14
浜松機関区

サイドから。スカートは流麗な形状で,EF631に似ています。
ED62 16
No.N8213-0
1982年11月20日
ED62 16
飯田線 天竜峡

天竜峡バルブです。この夜は新品の三脚が大活躍しました。
No.N8213-10
1982年11月21日
ED62 16
飯田線 浦川

ED6216からのタブレット交換風景。
ED62 18
No.N8212-30
1982年11月20日
ED62 18 貨物列車
飯田線 天竜峡→千代

ラストナンバーED62 18号機のトンネル飛び出しです。

■ 参考文献


 特集:国鉄の新形直流電機 鉄道ファン186 1976年10月号 交友社
 特集:全国JR電気機関車の現況 鉄道ファン356 1990年12月号 交友社

 

改造出場車 入場種車 改造工事 改造竣工年月日
機関車番号 配置 機関車番号 配置
ED62 1 甲府 ED61 3 甲府 長野工場 昭和49(1974)年6月26日
ED62 2 甲府 ED61 2 甲府 昭和50(1975)年8月7日
ED62 3 甲府 ED61 9 甲府 昭和50(1975)年8月25日
ED62 4 伊那松島 ED61 8 甲府 昭和50(1975)年11月11日
ED62 5 甲府 ED61 6 甲府 昭和51(1976)年1月23日
ED62 6 甲府 ED61 14 甲府 昭和51(1976)年3月31日
ED62 7 甲府 ED61 4 甲府 昭和51(1976)年6月29日
ED62 8 甲府 ED61 11 甲府 昭和51(1976)年10月28日
ED62 9 甲府 ED61 1 甲府 昭和51(1976)年11月27日
ED62 10 甲府 ED61 13 甲府 昭和52(1977)年7月23日
ED62 11 甲府 ED61 10 甲府 昭和52(1977)年9月9日
ED62 12 甲府 ED61 5 甲府 昭和52(1977)年10月11日
ED62 13 甲府 ED61 12 甲府 昭和52(1977)年11月2日
ED62 14 甲府 ED61 16 甲府 昭和53(1978)年2月23日
ED62 15 甲府 ED61 7 甲府 昭和53(1978)年3月31日
ED62 16 竜華 ED61 17 竜華 昭和53(1978)年8月8日
ED62 17 竜華 ED61 18 竜華 昭和53(1978)年10月12日
ED62 18 豊橋 ED61 15 甲府 昭和54(1979)年1月24日