日本鉄道資料館

EF62

EF62 1~54

 信越本線横川-軽井沢間のアプト式から粘着式新線への切り替えに際し,1962(昭和37)年にEF63とペアで誕生したEF62は,1969年まで,54両が製造されました。横川-軽井沢間で補機として使用されるEF63に対し,EF62は信越本線全線を通して運転する本務機として設計されました。大きな特徴は,重量低減のために採用された3軸台車DT124で,軸配置は新形直流電機唯一のC-Cとなっています。貫通タイプですが,正面窓は傾斜を持った独特のスタイルとなっています。
 1962年に登場した試作1号機の試験データをもって,1963年に第1次量産車として2~24号機が登場しています。試作機で運転室側窓と乗務員昇降ドアの上のみにあった水切りが量産車では正面窓上から側面乗務員昇降ドアの上まで連続で付けられています。また,機器室内の照度を確保するため,量産車ではフィルター上部に小さな明かり採り小窓が設けられています。
 1964~65(昭和39~40)年に増備された25~28号機の第2グループでは,運転室側窓がそれまでの引き違い窓から前方Hゴム固定の窓となった他,車体側面乗務員昇降ドア下にステップ切り込みが設けられ,昇降の便が図られています。さらに,サイドのフィルター形状も従来の区分なしのものから6列化されたものに変更されています。
 1966(昭和41)年以降に増備された29~54号機は,基本的に25~28号機と同じですが,テールライトの止め板形状が円形の大形のものに変更されています。これらEF62は高崎ニ区,篠ノ井区を基地に信越本線で運用されましたが,1975(昭和50)年10月28日に発生した回送機関車転落事故により,12号機と35号機の2両が廃車になっています。
 59-2改正(1984)に半数の26両(4,13~34,36~38号機)が東海道・山陽本線荷物列車用として下関運転所に転出するという事態になり,大きな変化が生じました。これらのEF62はEF58を駆逐しましたが,その後荷物列車自体の廃止により運命を共にしています。ここでは,59-2改正により東海道に踊り出たカマを中心に形式番号順に並べています。
EF62 1
No.437-25
2005年6月12日
EF62 1+旧型客車+EF63 1
碓氷峠鉄道文化むら

登場時のぶどう色に戻されて保存されている1号機。「サロンエクスプレスそよかぜ」ヘッドマークがしっくりきませんが…。
(2006/05/11追加)
EF62 3
No.134-11
1986年8月6日
EF62 3
沼津機関区

沼津に顔を見せた3号機。かなり傷みが見えます。後方はムーミン。
(2006/09/24追加)
EF62 4
No.53-20
1984年5月13日
EF62 4+荷
荷1032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

午後の上り1032レを牽く4号機。1963年に第一次量産車として2~24号機が登場,1号機では運転室側窓と乗務員昇降ドアの上のみにあった水切りが,量産機では正面窓上から側面乗務員昇降ドアの上まで連続で付けられた点が異なっています。また,量産機では,機器室内の照度を確保するためにフィルターの上部に小さな明りとりの小窓が設けられています。59-2で下関に転属したEF62の中では最若番でした。
(2006/05/12再スキャン)
No.69-33
1984年9月23日
EF62 4+EF62 32
東海道本線 大阪

この列車はEF58重連単回バルブで有名だったのですが,結局撮影機会がなく,撮ったのはこの62重連のみでした。左側のぶどう色のマニが心地よい情緒を出しています。
(2006/05/13追加)
EF62 11
No.N8103-24
1981年7月22日
EF62 11+タキ
信越本線 上田

81年の信州合宿,別所温泉から上田に戻ったところで出会った,貨物列車を牽く11号機。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 13
No.38-24
1984年3月27日
EF62 13+荷
荷2032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

順光となる2032レを牽き六甲山をバックに築堤上をゆくEF6213号機。13号機は59-2改正において下関(転)での訓練に入り,3月26日夜下関発の初運用でこの荷2032列車を牽引してきました。塗装が美しいです。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 14
No.39-39
1984年3月29日
EF62 14+荷
東海道本線 東刈谷←安城

この撮影地は現在,三河安城駅になっています…。EF6214の牽引する荷物列車。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 15
No.89-22
1985年1月21日
EF62 15+荷
荷2032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

15号機が定点の築堤で順光になる荷2032列車を牽引。
(2005/05/22追加)
EF62 16
No.89-39
1985年1月27日
EF62 16
宮原機関区

旧型客車に囲まれて憩う16号機。
(2005/05/22追加)
EF62 17
No.60-31
1984年7月22日
EF62 17+マヤ34+荷
東海道本線 高槻→山崎

百山踏切をゆくEF6217の荷物列車ですが,珍しくマヤ34を付けています。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 18
No.40-1
1984年3月29日
EF62 18 + マニ
荷2030レ
東海道本線 名古屋

夕刻の名古屋に到着した2030レ。何日か前であればEF58が撮れたシーンです。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 19
No.39-13
1984年3月29日
EF62 19+荷
東海道本線 京都

京都に進入する上り荷物列車。この駅舎も懐かしいです。
(2006/05/12再スキャン)
EF62 20
No.49-32
1984年4月17日
EF62 20+荷
荷39レ
東海道本線 芦屋→摂津本山

芦屋駅の神戸寄りにある歩道跨線橋から撮影。後ろには103系西明石行きの姿も見えます。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 21
No.67-20
1984年8月26日
EF62 21
宮原機関区

EF58を中心とした夏の撮影会に登場した21号機。
(2006/05/13追加)
EF62 22
No.49-29
1984年4月15日
EF62 22+荷
荷39レ
東海道本線 大阪←新大阪

上淀の鉄橋を渡る22号機。
(2006/05/13追加)
No.96-19
1985年3月24日
EF62 22+荷
東海道本線 高槻←山崎

東海道で最後の活躍をする22号機
(2009/03/17追加)
EF62 23
No.39-37
1984年3月29日
EF62 23+荷
荷2032レ
東海道本線 東刈谷→安城

ゴハチ→ロクニの荷物列車牽引置換えを見届け,東北本線まで宇都宮のゴハチを追っかけに行った際に道すがら撮った写真です。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 24
No.51-2
1984年5月4日
EF62 24+荷
荷2032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

定点をゆくEF6214。シールかなんか剥がしたような跡が痛々しいです。135mmで撮影。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 25
No.39-3
1984年3月29日
EF62 25+荷
荷2031レ
東海道本線 芦屋←西ノ宮

夙川の築堤から撮影した25号機。茶色のマニはEF58からEF62への置換えに伴う暖房のEG化と前後して姿を消しましたが,辛うじて編成に入っています。1963年~64年に増備されたEF62 25~28号機の第2グループでは,運転室側窓がそれまでの引き違い窓から前方Hゴム固定の窓となった他,車体側面乗務員昇降ドア下にステップ切り込みが設けられ昇降の便が図られています。この他,サイドのフィルタ形状も従来の区分なしのものから6列化されたものに変更になっています。
(2006/05/13再スキャン)
No.96-18
1985年3月24日
EF62 25+12系
東海道本線 高槻→山崎

珍しく12系7両を牽引する25号機。
(2009/03/17追加)
EF62 26
No.65-19
1984年8月13日
EF62 26+荷
荷2032レ
東海道本線 摂津本山→芦屋

神戸側から芦屋駅に入るとき4つの跨線橋をくぐりますが,その1つ目の橋から撮影した2032列車。
(2006/05/13追加)
EF62 27
No.N8105-15
1981年7月23日
EF62 27+EF63+EF63
3重連単機回送
信越本線 横川→軽井沢

横軽協調区間,66.7パーミルを登るEF6227先頭の3重連単機。
(2006/05/12再スキャン)
No.40-3
1984年3月29日
EF62 27 + 荷
荷33レ
東海道本線 名古屋

下り荷33レは関西では馴染みのない列車です。運転室内灯が点灯していて良い雰囲気になりました。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 28
No.38-5
1984年3月25日
EF62 28+荷
荷1032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

59-2改正後のEF58→EF62置換え初日,3月25日に広島からこの荷1032レを牽引して我々の前にはじめて姿を現したEF6228号機。いよいよ噂が現実のものとなった瞬間,ゴハチファンとしては相当ショックでした。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 29
No.38-33
1984年3月27日
EF62 29+荷
荷2031レ
東海道本線 芦屋←西ノ宮

3/26に荷31レで東京から東海道・山陽での運用をスタートしたEF6229号機は翌27日の2031レで関西に初お目見え。113系快速と競り合います。1966年以降に増備されたEF6229~54号機は,基本的には25~28号機と同じですが,テールライトの止め板形状が円形の大形のものに変更されています。
(2006/05/13再スキャン)
No.81-39
1984年11月22日
EF62 29+荷
荷39レ
東海道本線 芦屋←西ノ宮

秋の芦屋をゆくEF6229号機。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 30
No.38-30
1984年3月27日
EF62 30+荷
荷39レ
東海道本線 西ノ宮→芦屋

30号機牽引の荷39レですが,マニ3両はちょっと絵になりません。
(2006/05/13再スキャン)
No.40-12
1984年3月30日
EF62 30+荷と小田急LSE
荷32レ
東海道本線 小田原

懐かしい塗色のLSE車と並ぶEF6230。8:25撮影と記録には書いてあります。昨夜はNo.40-1,3のEF62名古屋バルブの後,上り大垣夜行で東京,上野でEF58103やEF81302などにあいさつし,185系で小田原へ。このあと根府川から伊豆急片瀬白田に行きました。
(2006/05/13再スキャン)
No.117-23
1984年3月30日
EF62 30+オユ10?+50系
東海道本線 芦屋←西ノ宮

夙川の築堤で201系とすれ違う50系回送列車。懐かしい郵便車が付いています。オユ10かな? ちょっと切り位置が遠いですが,連写して次のコマ以降はスノープロウが勾配票に掛かっていたのでこのコマを選定。
(2009/03/17追加)
EF62 31
No.79-35
1984年11月17日
EF62 31+荷
荷2031レ
東海道本線 灘←六甲道

東灘信号所をゆくEF6231号機牽引荷物列車。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 32
No.38-17
1984年3月26日
EF62 32
臨単回
東海道本線 芦屋→西ノ宮

荷1032レの後にやってきた単機回送。32号機は下関運転所への転属に際し,姫路第二機関区で乗務員訓練を行なっており,この日,宮原区に回送,翌27日の荷4031レから仕業に就いたものです。
(2006/05/13再スキャン)
No.69-35
1984年9月23日
EF62 32
東海道本線 大阪

荷物列車牽引に活躍していた32号機。大阪駅でのバルブ撮影です。
(2012/09/23追加)
EF62 33
No.78-12
1984年11月3日
EF62 33+荷
荷1032レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

夙川カトリック教会の尖塔を横目に東海道を上る33号機。
(2006/05/13追加)
EF62 34
No.N8105-17
1981年7月23日
EF62 34+12系和式客車
信越本線 横川→軽井沢


高崎区のお座敷でしょうか? 和式客車を牽引して碓氷峠を登坂する34号機。
(2006/05/12再スキャン)
No.38-13
1984年3月26日
EF62 34+荷
荷2031レ
東海道本線 芦屋←西ノ宮

夙川の築堤をゆく34号機。34号機は宮原区で訓練に供されており,この日,宮原区からの初仕業でこの荷2031レを牽引し西へ向かいました。
(2006/05/13再スキャン)
No.39-11
1984年3月29日
EF62 34+荷
荷38レ
東海道本線 大阪

早朝の大阪に停車中の34号機牽引荷物列車。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 36
No.49-34
1984年4月18日
EF62 36+荷
荷2031レ
東海道本線 芦屋→摂津本山

中野町公園の柳を横目に西下するEF62 36号機。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 37
No.65-6
1984年8月12日
EF62 37+荷
荷37レ
東海道本線 芦屋←西ノ宮

お盆の多客臨,14系の「金星」を撮影に行ったついでに撮った荷37レ。
(2006/05/13追加)
EF62 38
No.38-23
1984年3月26日
EF62 38
単回2046レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮

夕日を浴び,電暖表示灯を点灯させて複々線区間をゆく38号機。38号機はEF58置き換え用に下関運転所に転属したEF62の最終番機で,岡山機関区で訓練に供されており,この日の荷2045レから仕業に就きました。
(2006/05/13再スキャン)
EF62 41
No.145-19
1987年3月30日
EF62 41
高崎第二機関区

国鉄終焉に際して催された高ニ区の撮影会での1枚。
(2006/05/06追加)
EF62 42
No.135-24
1986年10月6日
EF62 42+81系ミト座
東北本線 東十条付近

旧シナ座のミト座を牽引する42号機。
(2006/05/11再スキャン)
EF62 46
No.156-21
1988年4月10日
EF62 46
田端機関区

JR一周年の撮影会にて,「出羽」マーク掲出の46号機。
(2006/05/06追加)
EF62 49
No.222-21
1991年6月16日
EF62 49+12系オク座+EF63重連
信越本線 横川→軽井沢

旧丸山変電所付近,EF6249号機が後補機EF63重連と連絡をとりながら尾久のお座敷列車を牽引。
(2006/04/26再スキャン)
EF62 54
No.307-23
1993年8月22日
EF62 54+14系SER+EF63重連
信越本線 横川→軽井沢

EF63重連との協調運転により碓氷峠を登るEF6254牽引スーパーエクスプレスレインボー。
No.437-13
2005年6月12日
EF62 54
碓氷峠鉄道文化むら

横川のクラで大切に保存されているラストナンバー54号機。

■ 参考文献


 特集:国鉄の新形直流電機 鉄道ファン186 1976年10月号 交友社
 特集:EF62置換えルポ    鉄道ファン279 1984年7月号  交友社